子どもを褒めることの弊害

最近、ちまたでよく言われているのが
「子どもをほめましょう。」
「ほめて子どもを伸ばしましょう。」
ということ。

果たして、ほめることはいいことなんでしょうか?

子育て講座などでも、とくかくほめましょう!などとお教え下さる場面も多いようで
お母さん方から質問をいただくこともあります。

「ほめましょうって言われて、ほめるところを見つけてはほめるようにしていんですけど
これでいいんですかね?」
「ほめましょうって言われるけど、何か違う気がするんですよね。」
「ほめていたら、最初は行動の変化がありましたが、そのうちほめないと行動しなくなったんです。」


結論から言うと
なんでもかんでもほめてはいけません。

(ほめることがわるいわけでは決してないのですが・・・)

ほめるの弊害を知っておいてほしいと思います。

行為の結果を褒める。
このパターンを繰り返すと前述のお母さんからのお声
(→「ほめないと行動しなくなったんです。」)のように
ほめてもらうための行動になっていってしまいます。

とくに気を付けたいことが

「えらいね!」「すごいね!」「立派だね!」「いい子だね!」など
行為の結果ばかりをほめること。

行為の結果をやたらめったら褒めていたら、褒められないとやらない子になる。
褒めてもらうためのアクションになる。
褒められないとできない子の完成・・・です。


そこで、お母さんに意識してほしい視点は
その過程を見る
この視点です。


結果を評価する「ほめ」ではなく
そのプロセスを見て、認めてあげること。

例えばテストで100点をとったときに
100点とってすごいね!と
その結果に対してではなく
一所懸命とりくんでいたね
など、その過程を言葉で認めてあげるということです。

詳しく学びたい方へは
アドラー心理学の考え方や「ペップトーク」を学んでみられる事をオススメします♪


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