子ども時代に満たされなかったコトを満たす。甘えと自立の関係。

こんにちは

カラダと心の土台づくりを通じて
可能性を未来へつなぐ
「ココカラミライ」
梅田あいこです。



先週末は
里子(次郎)の運動会でした。


これまでの
運動会や発表会では
フリーズするかのように
立ち止まり
動かなくなる姿を見てきたこともあり


みんなといっしょに
「かけっこをする姿」
「応援する姿」
「勝って喜ぶ姿」

その姿に
それはそれは
いちいち
感動していました。


( ;∀;)





虐待や経済的な理由で
親のもとで
暮らせなくなった⼦どもたちを、
公的な責任として社会的に養育することを、
社会的養育と⾔います。


その子どもたちは
私たちのような里親の家庭で暮らしたり
児童養護施設で暮らしています。


社会的養護下の子ども達には
その多くが虐待児でもあり
成長発達の中で
さまざまな課題がうまれます。



基本的な大人に対する「信頼感」
環境に対する「安心感」というものが
育っていないため
実生活や
対人コミュニケーションにおいても
課題が生まれてくることは多いです。


虐待などの経験からも
トラウマが発動することもあります。




しかし、
人との関係で負った傷つきは
人との関係の中で
修復していけることもまた事実です。



いいえ、
言い換えると
人との関係での傷つきは
人との関係の中でしか
癒していくことはできません。



見捨てられるような経験をしたのならば
見捨てられないんだ!という経験を。


気持ちを受け止めてもらうことを
してもらえてこなかったのであれば
気持ちを受け止めてもらう経験を。


どんな甘えも許されなかったのであれば
甘えさせてもらえる経験を。



これが
とっても大事だということを
切に感じています。



『人と人との関係の中でしか
癒されないコトがある。』



里親として研修を重ねたり
心理学を学んだり
知識として知ったことが

今、こうして
里子との暮らしの中で
そのことの意味が
つながってきています。







さて、前回は

『子どもの感情や気持ちを受け止め
寄り添えるようになるには?』


という内容でお伝えしました。


そのために
もっとも大切なことが


自分の気持ちを大切に扱い
自分の感情を受容する経験を
重ねていくこと


でしたね。



本質的に
子どもの感情や気持ちを受け止め
寄り添えるようになるには

まずは自分が
その経験を積むことが
とっても大切です。



自分の気持ちを
大切にできるようになるということは
相手の気持ちを
大切にできることに直結するんですよ~!


ということを
お伝えしました。




ということで、今日は
もう少し踏み込んだ内容 ↓

============

・「甘え」と「自立」の関係について

【子ども時代に
  満たされなかったコトを満たす】

============

を、お届けしますね。




では、はじめていきましょう~





 発達心理学の研究によって
「子どもの頃、親に
存分に甘えることができた子ほど
心理的に自立できる」
ということが
わかっています。

 

逆に、親から

「いつもまでも甘えないでよね!」
「しっかりしてちょうだい!」
「早く自立してちょうだい!」
「よい子になってね。」
「優秀な子になってね」

といったメッセージばかり
与えられて育った子どもは


親に存分に甘えることができないので
基本的な欲求が満たされず

心の土台
なかなか育ちません。




目には見えない心の発達


その心の発達
まずは土台づくり
最重要になってきます。



「心の土台」を育むには
甘えを受け止めてもらう経験を重ね
基本的な欲求が満たされてくこと
とっても大切です。

しかし、

「いつもまでも甘えないでよね!」
「しっかりしてちょうだい!」
「早く自立してちょうだい!」
「よい子になってね。」
「優秀な子になってね」

といったメッセージを
与えつづけられると


その結果、
よい子(聞き分けのよい子)には
なるかもしれませんが


心理的に自立いく時期
(特に思春期くらいから・・・)

対人緊張が過度に強くなったり
ストレスフルな状況にうまく適応できなくなったり
精神的に不安定になってりしてしまいがちです。



つまり、
親に存分に甘えることができた子ほど
成長発達のプロセスを歩み
よりよく自立していける
のですが


逆に
早くから自立を求められた子どもほど、
心理的に自立できなくなってしまうんです。

子どもの頃、
甘えを受け止めてもらえないと
その満たされない「甘えの欲求」は
大人になっても
満たされていないモノとして
残っているので


「ボク、ワタシを認めてよ~」


と、カタチを変えて
顔を出します。




例えば、

仕事において、
業績を出し、認められことや
賞賛されるのを過度に求めたり


周囲からの評価に過敏に
こだわったり


また、
近しい友人や、配偶者など
身近な人との関係で
依存的になりすぎたり・・・

しがちなんですね。


※「依存的になる」というのは
具体的には
近しい友人や
恋人、配偶者との関係で
「わかってほしい」
「受け容れてほしい」
という気持ちを
一方的に持ちすぎたりするような状態です。



また、
自分の子どもとの関係の中で
表れてくることもあります。


例えば
子どもが評価されたり、
認められることに
エネルギーを注ぎ

子どもを一流のスポーツ選手に育て上げようとしたり
有名大学に合格するように力を注いだり


子ども時代の
「ボクをもっと見てほしかった」
「ワタシのことを認めてほしかった」
といった
満たされていないそれを


わが子を通して、
満たそうとする場合もあります。






近しい人間関係の中で
お互いが適度に甘えあえる
関係を求めることは
とても大切なことですし


また
子どもに対して
期待感をもつことは
ある意味、自然なことです。



ですが
これらが
過剰な期待や
過剰な一方的な甘えに
なっていくと不健康ですよね。


ちなみに
わたしは、かーなーり
子ども時代に満たされていない
アレ、ソレ、コレが
あったので^^;


はずかしながら
さまざまな形で
その欲求を満たそうとしていました。

依存傾向も強くありました。


ですが、
心の発達のプロセスや
土台づくりの重要性を知ってからは
本腰を入れて、
自分の心の土台づくりに取り組んだことで


依存傾向にあった人間関係が
少しずつ変化したり


こんな自分でないと
自分が自分を認められない!
といった
強固なこだわりや
自分への厳しさがゆるみ


折れやすかった心が
折れずらくなっていきました。



その為には
「子ども時代に満たされなかったコト」を
自覚して、健康的に満たしていくこと

大切になってきます。



(↑それは、どうしたらいいの?
ということに関しては
次回、また詳しくお伝えしますね^^)


【編集後記】

今日の内容を読んで


「私は子どもの頃から、
自分の気持ちを抑えてばかりで
親には全く甘えられなかったんだよな」



「親の機嫌を損ねないために
よい子でいようと頑張っていたな。」



「親の期待にこたえないと
居場所がないような気がして
親の期待する自分になるために
がんばっていたな。」



そんな風に感じた方も
おられるかもしれません。


その場合は、
これまでの自分の生き方を
否定しないでほしいと
思います。



子どもの頃のあなたが
小さな自分を守るためには


「自分の気持ちを抑えること」や
「よい子として頑張ること」が
必要だったんですよね。


それは
あなたが
あなた自身を守るために
必要なやり方だったんです。


そんな自分にお気づきになったら
どうかこれまでの自分を
労ってあげてほしいな。
と思います。



私たちは
何歳になってからでも
自分の生き方を見つめ直して
変化していくことができます。


子ども時代を見つめたり
それらを補うことの大切さを
お伝えしているのは

過去を悔やむために・・・
ではなく


自分が望む、幸せな人生を歩むためであり
より心豊かな人生を送るため。


未来を不安でおおうのではなく
可能性を未来につなぐため。





そのために

自分を知っていく歩みが
活きていきます。




必要に応じて
プロのカウンセラーやコーチの
セッションを受けることは
とってもおススメです♪



私も
一人では到底できなかった歩みを
コーチと共に歩んでの
今があります^^







今日もお読みいただき
ありがとうございました。






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