健康な家族とは？家庭が安心な場であるために欠かせないコト♪

こんにちは

カラダと心の土台づくりを通じて
可能性を未来へつなぐ
「ココカラミライ」
梅田あいこです。

＊

「オレ、お母さんからうまれたかったな。」

あるとき、唐突に
そう話す長男の太郎。

特別養子縁組をして
血のつながりはないけど
家族となった長男は、
ときおり、今の本音を伝えてくれます。

「そっか。そっか。
うんうん、そうだよね。」と
言ってると

「ぼくは、あかちゃんの家でうまれた～♪」

と、乳児院で暮らし
その後、我が家に来た
里子の次郎は、
陽気にそう放ちます。

その横から、間髪入れずに
長男が、

「ちがうよ！
あかちゃんの家でうまれたんじゃなくて
病院でうまれたんだよ！
うんだお母さんが育てられないから
赤ちゃんの家にあずけられたんだよ！」

と言い放つ。

そして、
その勢いに・・・なのか
その意味を理解してなのかは
わからないけれど
大泣きする次郎。

私の心も、ぎゅっとなりながら、

そのときの
ふたりともの気持ちを
受け止めるのは
私自身が苦しくも感じながらも

処理できない自分の感情とともに
精いっぱい
彼らの気持ちを受容しようと
抱きしめました。

＊

そんな出来事からも
成長とともに、
彼らが葛藤することは増えていくんんだろうなぁ。
と、実感しています。

まぁ～私もね(-_-;)

だけど
今は、ただただ
子どもたちが「心の内」を話せるように
「他との違い」に気づく中で
私たちに聞けるようにあれたらなぁ～と
思うのでした＾＾

＊

さて、今日は

「健康な家族とは？」
という内容で
お届けしたいと思います。

これまでも
「家族ってなんだろう」
そんな問いに自分なりに向き合い

考えてきましたが

今日は
心理学の視点からも
健康な家族に欠かせないあるコト

をお伝えしますね～

＊

まず、最初に
家族としての健全な機能が
大きく損なわれている家族のことを
「機能不全家族」といいますが

その特徴のひとつとして
「かぞく一人ひとりにプライバシーがないこと」
（個人間の境界線が曖昧なこと）
を、セラピストのクリッツバーグが
あげています。

逆に言えば、

家庭を
「安心の場」
「安らぎの場」
にするためには

家族間にも境界線を引き、
一人ひとりのプライバシーが尊重されているということが
必要なんですね。

私たちは
「ここからは入ってきてほしくない」
「これについては、話したくない」
という領域をもっています。

その領域を
尊重してもらえることで
安心して、関わることができます。

それは、
夫婦間や親子間においても
とっても大切です♪

「夫婦なんだから」
「親子なんだから」
「家族なんだから」

と、相手の境界線を破り
「なんでも話すべき！」
と、いう考えや
そのメッセージは

相手に侵入していることになるので、
安心な関係でいられなくなってしまいます。

これは、子育てにおいても
とても大切なことです。

子どもが心理的な成長を遂げていくためにも
子どもの境界線を尊重してあげることは
とても大切です♪

日本の親は、子どもの領域に
侵入的だ！とも言われていますが
（イタタタタ ^ω^；…と、私の心の声）

子どもは小学校低学年くらいから
秘密を持つようになります。

（秘密基地とか大好きですよね♪）

この年ごろの子どもは
親に言わない秘密を持とうと
するようになるんですね。

これまでは
何でも親に話していた子どもが

親に
「話すこと」
「話さないこと」を
区別するようになり

そして、
話さないことが次第に増えていきます。

友達とだけ、共有する秘密なんかも増えます。

親としては寂しさも感じますが

この秘密を持つようになっていくことは

子どもが心理的に自立していくうえで
とても重要なプロセスなんです！

ですので
親が、侵入的に関わったり

「隠しごとをしてはいないよ！」
「ウソをついてはいけないよ！」
などと、
何でも言いなさい
というスタンスで関わり続けることは

子どもの心理的な自立を
妨げることにもなりかねません。