「心の土台づくり」にとっても大切。子どもの気持ちに寄り添うこと
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我が家での一幕。
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あるとき
泣いている弟を前に
「泣きたいときは、泣いていいんだよ。」
と話す兄。
そんな姿を見てジーン となる私。
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よくね 「それくらいで泣かないの~!」 とか 親はついつい 言っちゃうと思うんですよ。
だけど 一つ意識してきたことは 子どもが感じる その感情を その気持ちを否定しない。
だって、悲しい だって、悔しい だって、切ない
それを 涙を流して表現しているときに 気持ちを代弁し受容する。
「これこれこうで 悲しかったんだね。」
「それは泣いちゃうよね。」
そうすると 相手に対しても こうやって寄り添えるようになるんだなぁ
と弟に向かって話している兄を見て
気付かされます。
いつも 子ども達が大切なことを 教えてくれます。
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「子どもの気持ちに寄り添う」って?
「気持ちに寄り添う」
これは
子どもの心の土台づくり
心理的な成長に
とーっても大切なことです。
今日は「発達心理学」の視点から
「気持ちに寄り添うこと」について
お伝えしていきます♪
言い換えると
子どもが自己を確立していくうえで、
ありのままの自分を認めてもらう体験が、とても大切です。
ここで言う「ありのままの自分を認めてもらう」とは、
「自分が感じていることを、そのまま認めてもらう」ということ。
その体験をくり返すことによって、
子どもの「自己」は成長するのです。
親側の立場で言うと
「子どもが感じていることをそのまま認める」
ということになります。
良い、悪いや
正しい、正しくないのジャッジではなく
具体的に
「子どもが心の中で感じていることを、鏡のように映し返してやるとよい」
ということになります。
誤解のないように補足しますと
ありのままを認めると言うと
・子どものやりたいことをなんでも認めて、尊重しましょう
・なんでもかんでも子どもの好きにさせてあげましょう
とは違います。
ここで明確な線引きとして必要なのが
認めてあげるのは、
子どもが感じてること、気持ちであり
子どもの行為、行動ではないですよ!
ということ。
人は、鏡の中の自分を見て、
はじめて自分の姿に気づけるように、
子どもは、
親が映し返してくれる言葉を聞いて、
はじめて自分の感情に気づき、
それをしっかり味わえます。
なので、子どもの心の中に
悲しみの感情が生じているときは
「悲しいね」と
怖れの感情が生じているときは
「怖いね」と
怒りの感情が生じているときは
「腹が立つね」と
こうして、子どもの心の中に生じた感情を
親が鏡になって映し返してやると、
子どもは、
「ありのままの自分を認めてもらった」
という体験をするのです。
逆に、映し返しをしてもらえない場合、
それが、情緒的な「見捨てられ体験」になってしまうこともあります。
しかし・・・
やってしまいやすいのが
「大丈夫、怖くないよ」
「そんなことで、泣かないの!」
なーんて、声がけ。
これ、自分がされたらどうでしょう・・・?
悲しんでいるときに
「大丈夫!大丈夫!元気出して!」
って言われたら?
もう~なんにもわかってもらえない
( ;∀;)
ってなりますよね(笑)
これ、大人と子どもの間だと
けっこう生じやすいんじゃないかな。
ですので、そんな時は
「うんうん。そっかー。今、そう思うんだね。」
泣いている時は
「悲しかったね。」
「嫌だったね。」
「○○が嫌だったんだね。」
と、感情を受容し
子どもの気持ちを代弁し
寄り添いたいですね♡
大泣きする子どもに
「そんなことで泣かないの!」とは言わずに
感情を受容し、代弁すると
その安心感から
けろっと、泣き止むことが多いんですよね(^^)
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そのためには
親自身も
そんな「悲しみ」などの感情を受け止める
「心の器」をもっていることが大切になってきます。
自分の中の「悲しみ」や「不安」や「怖れ」などを
自分でちゃんと受けとめることができないと
子どもが悲しんでいるときも、
その悲しみを受容することができなかったりします。
ですので
自分が自分の気持ちを受容できる。
これ、とーーーっても大事です。
このお話はまた今度させていただきます♡
【編集後記】
自分を受容する・・・これ
めっちゃ難しいんですけど~!!!
そんな声も聞こえてきます。
私自身
いつも自分に手厳しく
ダメ出しをし
叱咤激励をする
そんな自分がいました。
ですので、コツコツ感情を受容するトレーニングもしてきました。
コツコツ・・・
すごく大事ですし
着実に受け入れる心の器は育まれていきます。
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