自ら考えて、自分の人生を切り拓く力を


東京オリンピックが開幕してからというもの

繰り広げられる
オリンピック選手の
パフォーマンス美

そこに立ち向かう姿に
感動する毎日。

あ~
スポーツっていいなぁ
とやっぱり思わずにはいられない。


そんなかっこいいアスリートの姿は
もちろんですが

その着目を浴びる選手だけでなく
支えてきた周囲、出場を手にはできなかった選手
関わる全ての方

これまでのプロセスに思いを寄せては
目頭が熱くなります。


***

白熱する
オリンピック競技

そこでうまれる
歓喜や無念さ


そんな姿を見させてもらいながら
思うことと
こども達に伝えていきたいこととが
あります。



***


【オリンピックに出場しているから。メダルをとれたから・・・すごいの!?】


もちろん・・・
その栄光を手にし
これまでのたゆまぬ努力、その結晶は
本当に素晴らしく、言葉で表現できないと思えるほど。

だけど、メダルを手にできた、できない
それでだけが全てではないということ。

これは、子どもの運動の指導に携わる身として
子ども達にも
「大切にしたいこと」として
もっていること。



こどもの運動教室の中では
ざまざまなこと、課題に挑戦します。

そのチャレンジするなかで
「できた~!」と喜びを味わうこともあれば

ときに
うまくいかない・・・できない・・・
という場面もあります。

挑戦する中で
できることが増える喜びも味わってほしい。

これももちろんですが

それ以上に大切にしたいこと。

それは、「プロセス」そのものです。

嬉しい!
楽しい!
だけでなく

苦しい
悲しい ・・・etc

そのさまざまな経験を通じて味わう感情は
とっても大切な「心の土台づくり」に繋がります。

また
うまくいかなかった~
という経験は

じゃぁどうしたらいいだろう?といった
考える力も培います。



これからの時代を生きる子ども達が
つけていきたい「力」のひとつとして、

自ら考えて自分の人生を切り拓く力


そう考えています。


***




柔道男子73キロ級で2連覇を達成した大野将平選手が
インタビューで話していた言葉が印象的でした。

「賛否両論あることは理解しています。
ですが、我々アスリートの姿を見て、何か心が動く瞬間があれば、それは本当に栄光に思います。」




正解のない、今のこの時代の中で

それぞれの立場で
多種多様な考えがあります。

ある人にとっては
それが正しさであっても
ある人にとっては
それは正しさではない

まちがいという概念すらないように思いますが


何が正しくて
何が間違いか

答えのない時代であるからこそ

考え続けていく力を

その環境を子ども達に

それが自分の人生を切り拓く力となり、土台になると
信じて。




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