「人に迷惑をかけてはいけない」と伝えますか?親から子へつなぎたいこと。


家族でキャンプへ行ったときのこと。


4人家族となり
はじめてのキャンプ
子ども達も大喜び


家族団欒
自然の中でくつろぎ
あそぶ
幸せな時間でした



しかし

みんな寝静まった夜


下の子は今でこそ、
家庭の生活にもなれ
すっかり夜泣きはなく
寝たら朝まで起きずに
ぐーっすり眠るのですが


キャンプ場では
いつもと環境が変わったこともあってか
夜泣きがありました。



自然の中
周囲のお客さんは寝静まった静かなキャンプ場

そのいったいに響きわたる大きな泣き声に
焦ります。


どうしよう
これじゃあ
周りの皆さんにも丸聞こえだ。


なんとか泣き止ませようと
抱っこしたり
あやしたりと
必死になりますが

一向に泣き止みません。

「お願い泣き止んで!」

と心の中でつよく願いつつ
あの手この手をつくしても
なかなか泣き止まず

その響きわたる泣き声は
しばらくつづきました。

子どもと一緒に
私の目からもポロポロ涙がこぼれてきました。


キャンプ場いったいに
響きわたるような声で
泣き叫ぶ様。


みんな余暇を楽しむ為に来ているのに、
しかも夜中なのに
これじゃぁすごく迷惑だ。

どうしよう。


周りの皆さん…
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。

と心の内


そこには
迷惑をかけてはいけない
と強く思う自分がいました。




***

これまで私は
人に助けて!と言えなかったり
何かをお願いすることに躊躇したり

また
学生時代からも友人に
心の内にあるものを話したり
相談をすることが
できなかった自分がいます。


そして、
これって相手にとって迷惑かな・・・
これもよく考えているパターンでした。



でも

人って本来
人の役に立ちたい。

人に必要とされて
助け
助けられ
ありがとう
って言われると嬉しい。



そして

私自身が
「人に迷惑をかけちゃいけない」と
思ってしまっていたように


子ども達にもそう伝えていきたいか。
と言ったら

それはNOでした。



だから
「人に迷惑をかけてはいけない。」
と強くもっていた考えを
アップデートしていこう。


そう思えた出来事でした。


もちろん
今回のような公共の場では
調和をとるためにも
その場でのルールは大切にし
ダメなものはダメだよ。
と切り離して教えつつ


自分にも

もっと人に助けてって言ってもいいんだよ。
もっと甘えていいんだよ。
もっと気持ちを表現していいんだよ。
と許可をしてあげよう。


***


そして

子ども達にも
人に迷惑をかけちゃいけないよ!
と伝えるのではなく


人と人は

支えあい

補いあい

助け合い

生きているんだよ。


だから
たくさん周りに助けてもらいな。

その分、周りのことも
たくさん助けてあげてね。


そう伝えていこう
と心に誓いました。


また場によって
ルールを教えていくこと
学習していないことは教えること
その必要はあります。


しかし、正解のないものに対して
多様な考えがあるものに対して

伝えたり
教えたり
一緒に考えていくことに関しては


調和をとる
そのためには?
といった考えは共有しては

「今、どうしようか?」
「こんなとき、どう思う?」

と一緒に考えてみる声かけをしよう。
会話をして考えを共有できるようにしよう。

そう思いました。



【編集後記】

子どもと暮らし
教えてもらうことが多い毎日に

「子育て」とは
「自分との関係を再構築するプロセスでもあるんじゃないか…」
そんな風に思う
この頃です



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