家庭でできる国語力の基礎づくり

長男が

「ねぇねぇ、覚えてる?」

と言うので耳をかたむけると

「むかしはさぁ~
よくお母さんに
ごはん食べさせてもらっていたよね。」

「むかしはさぁ~
よくお父さんとお母さんに
トイレについてきてもらっていたよね。」

と、これ・・・つい最近のことでもあり、
現在進行形でもありますがw
そこは目をつむり
「むかし」と表現する息子の様子が何とも
かわいらしい。

また
「4歳の頃がなつかしいな~」と、いう息子に、
”このまえ、5歳になったばかりじゃん!”
と突っ込みは、抑えているところです。




***



少し前のことを(笑)
「むかし」と表現する時系列の感覚

また、できることが増え
大人の階段をのぼることが
誇らしく、うれしい彼。

子どもが表現するその世界を
それは
そのまま、「そうだねー」「なつかしいねぇ」
と包み込んでおこうかな・・・

そう思い
ほっこりしながら聴いています。

***

ですが、我が家では
小さい頃から、繰り返してきた
ある関わるがあります。


それは、
「正しい言葉(日本語)を伝えること」
です。



言葉を覚えたての頃。


なんともかわいく
うれしそうに
話す様子

その赤ちゃん言葉が
それはそれは
かわいくて、愛しい。


そうして、2語文、3語文と増え
表現が変化していく。



主語、述語、だけでなく
接続語や目的語、なども追加され
表現がより豊かになっていく。


その前段階では
何か興味を示していることや
見ているもの
指差ししてるものなど

表現したいもの
その、言葉にならない言葉
があるときには
その言葉の代弁をしながら関わってきました。


ある程度、文章がつながり話せるようになると
間違った日本語の場合は
「今のは、こう言うんだよ。」と伝えます。


つい、カワイイな~と見てしまいがちな私ですが
そばで夫がいつも「それは、こう言うんだよ。」
と文章を正す。
しかも、細かい・・・(笑)

接続語も訂正して伝えていました。


小学校の先生をしている夫曰く、
言葉は年齢を重ねれば
あとから、自然と身につくもの
ではなく
触れて、話して
そして間違った表現や使い方も
都度、教えてあげることが大事だそうです。


たしかに、間違ったまま覚えて
使ってしまっているケース・・・
よくあります。


「今のこの表現は、こう言うんだよ!」


そう繰り返し伝えてきて感じることは

子どもの学習能力は本当にすごいなぁと・・・
いうこと。


会話の中で、
テレビの中で
絵本の中で
知らない言葉があると
今の
「〇〇ってどういう意味?」
「○○って、何?」
と、言葉の意味を都度聞いてくる。

なるべくわかるように説明しつつも
私の理解力や表現力が問われ・・・(笑)

「あぁ、それお父さんが帰ってきたら聞いてみよう♪」
と言い、
そして
「教えてもらったら、私にも教えて♡」
と息子のインプット、アウトプットに一役かってます。
(ということにしておきます)


私も、正しい日本語や
表現力を
一緒に学んでいきたいと
思うのでした♪




【編集後記】

感心ばかりしていられないのは
ありとあらゆる表現をつかって
説得する手段が増えているということ!(笑)

日々、手ごわくなるこの頃ですが
同時に、折り合いをつけることも学んでいるようです。


そんな息子に夫が買ってきたのは
こちら
国語辞典

手にしてからは、夢中になって見ています。

言葉を知りたい!自分で読みたい!
ようで
隣で私が「これ、‘せんろ‘だね♪」と
読むと
「ぼくが自分で読みたいから、お母さんは読まないで!」
とのこと(笑)


興味をもった時に、差し出す。


それで自ら学んでいくよね
と実感したのでした。

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