やり方ばかりを追っては、うまくいかない理由。

子育て
ビジネス
恋愛、パートナーシップ

人生にはさまざまな課題が目の前にやってきますね。

その度に
目の前の問題を解決すべく学びを繰り返すけれど

いつも同じようなところで行ったりきたりしている気がする。

望むような変化が起こせない。

同じようなとろろでグルグルグル・・・。

それはなぜなのでしょう。

***

「7つの習慣」の著者スティーブン・R・コヴィー氏は
成功について書かれた書物を、
200年分さかのぼって調べたそうです。

200年前から今日までの
成功に関する文献を徹底的に
調べたということですが・・・

その結果

******

「ここ最近50年間に書かれた本は、
その場しのぎの
応急処置的な方法を
書いたものが多かった。
これでは真の成功や
永続的な幸せを実現できない。」


さらにこう述べています。


「ここ最近50年間の本には、
”信じれば達成できる”などの
プラス思考、自己PRのテクニック、
などを強調するものが多いが、
こういったものだけでは、
真の成功は達成できない。」

真の成功を達成し、
永続的な幸福を手に入れるためには、
”人格”の向上が不可欠である

原理原則を自らの「人格」の内に
深く内面化させる必要がある。

これを「人格主義」と呼ぶことにする。」




******

つまり、人間としての土台をつくり、
人格(人間性、人間力)を高めていくことが
永続的な幸せの条件である、

と述べているわけですね。



子育ても、ビジネスも、恋愛(パートナーシップ)も
世の中に溢れているものは
やり方が沢山です。

もちろん、やり方も大事です。
必要な情報を仕入れ、
知識をもって行えること自体は
ものすごく大事だと思っています。

しかし、そこだけでなく
もっと「大切なことがありますよ。」
ということを

教えてくれる例として

さらに『7つの習慣』の中に出てくる
「きこりの話」を紹介したいと思います。

******

森の中で、一人のきこりが、
一本の木を倒そうとして、
5時間もノコギリをひいていました。

それでも木は倒れそうになく、
きこりはへとへとに疲れています。

ある人がきこりに、
「少し休んで、
そのノコギリの刃を研いだらどうですか?
そうすれば仕事がもっと進みますよ」
とアドバイスするのですが、

きこりは、
「刃を研いでいる暇なんてないさ。
切るだけで精いっぱいだ」
と答えます。

刃を研ぐ時間を作りさえすれば、
その後の作業が飛躍的に進むのに、

このきこりは
ノコギリをひく作業に忙しくて、
刃を研ぐ時間を作ろうとしないのです。

目の前の木を切ることを急ぐあまり、
かえって遠回りしてしまっているわけですね。

この話でいう「刃を研ぐ」というのは、

・自分を磨くこと
・自分という人間の土台づくりをすること
・人間力を高めること

のたとえです。

何本もの木を切り倒すためには、
ノコギリの刃を研ぐ必要があるように、


望む人生を実現するためには、

自分を磨く必要があります。

つまり、
自分という人間の土台をつくり、
人間力を高める必要があるのです。

刀を研ぐことをせずに、
やり方ばかりを追い、
自分自身の人間としての土台づくり
心の土台づくりを
おろそかにしたままですと

同じ課題、問題に行き当たりグルグルしてしまします。

次々と新しい木に向かっていっては、
「この木も切り倒せない」
努力だ!根性だ!
となってしまいますね。

ここに、
行き詰まっていた根本的な理由が
あるのです。

人間性を高める学びをしていますか?

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