子どもを「ほめる」の落とし穴

こんにちは

心とカラダの土台づくりを通じて
可能性を未来へつなぐ
「ココカラミライ」
梅田あいこです。




*


 あるとき

「これまで、子どもを
たくさんほめて育ててきました。

ですが・・・

今では、
ほめないと行動しないように
なってしましました」

という親御さんの声や

また、あるときは

「ほめることが大事と知り、
たくさんほめてきたのですが・・・
なんだか、自信のない子になってしまいました。」

というお声を聞きました。





『子どもをほめることが大事!』と言われ、
それからは沢山ほめてきたのですが・・・
ということでした。




これは一体どういうことなのでしょう・・・!?





また、
子どもに関わる職種の方向けの
(保育士さん、学校の先生、子育て支援に関わる方 など)

『心の発達』についての研修会にて
「ほめるコト」(その関わりポイント)をお伝えしたところ

「これは、知れてよかったです!!!」

とのお声をいただきましたので、




今日は
そんな「ほめるコト」について、
お伝えしますね♪






では、はじめていきましょう~






【ほめるが大事!って、いつから言われるようになった?】


ほめることが子どもの力になることは
昨今では、よく聞き
ふれる部分だと思うので
知っている方も多いのですが


「ほめ方」次第では逆効果になることは
案外知られていません。



平成16年から20年にかけて
文部科学省の依託で
子どもの発達に関する
ある大がかりな調査が行われました。


ここでは
最新の脳科学の知見も含めて
子どもの成長に何がよい影響を与えるか
明らかにしようとしたものです。


そこで
ハッキリと出た結論のひとつが


「親が子供をほめることが大事と
 考えている場合には
 子どもの社会能力の発達がよい」


ということでした。



「子どもはほめて育てよ」
という言い伝えの正しさが
最新の脳科学でも実証されたとして
各界から注目を集めました。


それ以降
この「ほめる子育て」が大事ですよ~!
という事が広まりました。


しかし

「たくさんほめてあげてくださいね。」
「ほめることが大切ですよ。」

と言われても



人それぞれ「ほめる」の捉え方や
形もさまざまですし
どんなことをほめているのか…も
それぞれ違ってきますよね。




「ほめる」よりも
「叱る」が優位に立ってしまうなぁ~

という方も
いらっしゃるかもしれません。

(家庭での私がイタタタタと言ってますね^^;)





この
人それぞれ
・ほめるの捉え方
・ほめる部分(どんなことをほめているか)
が違うというところに
落とし穴があるんですね。



            

        
例えば
前述したように

ほめることの大切さを知ってからは、

これまで
たくさん「ほめること」を
してきたけれど、

・ほめないと行動しない(ほうびがないとしない)
・自信のない子になっていると感じる

といった場合、
果たしてどんなことが
起きていると考えられるでしょうか?



私たち大人も
人からほめられることは
嬉しく感じると思いますが


子どももほめられることで
「見てもらえている」
「親も喜んでくれている♪」

そして
「認められた!」
と、承認欲求が満たされ


そんな
ほめてもらう関わりの中で
喜びを感じていきます。


 

ですが
ここで気をつけたいことが・・・


『結果承認ばかりを与えないこと!』


です。



例えば
「(〇〇ができて)えらい!」
「100点取れてすごいね!」
「ダンスが上手だね!」
「天才!」など・・・


こういったような
『できたこと』ばかりを
ほめられてきたケース。


すごいね!えらいね!できたね!
ということを
たくさんほめられてきた子たちは

「できることしかやらなくなる」
という、心理的傾向があります。






また、ほめ方次第では
ほめられるコト、そのものが目的に
なってしまうという
落とし穴があります。




なので
結果ばかりで褒められることが多いと

・できないことには挑戦したくない
・失敗を恐れる傾向にある
・自信を失う

といったことに
繋がっていくことがあるのです。




ですので
できたことよりも

そこに
トライした!やろうとした!挑戦した!

といった
プロセスや行動の方にフォーカスして
ほめてあげるということが
大切になってきます♪



*


えーーーーー
じゃぁ、できたことは褒めなくていいの~?

というお声、質問には

それは
「NO」♪


結果承認がすべてよくないということでは
もちろんありません(^^)

特に
幼児期の子どもは
日々、できるようになるコトが
増えていく時期です。




「ひとりでおきがえできた~」
「オマルでおしっこできた~」
など



あらゆる場面で
「見て見て~こんなことできたよ~♪」

(エッヘン♪)

と全身で喜びを表現して

「見て見て~」

と言ってきますよね。




そんなときは
子どもの情緒に合わせて
いっしょに「できたこと」を喜ぶこと
(感情共有すること)は
とっても大事です!



子ども自身が
「エッヘン♪」と
できたことに喜びを感じているときには
それ自体を親と共有したいんですよね。




私の実施している
子どもの教室の中でも
(心と体の土台づくり教室etc)


幾度となく
子どもたちからの

「見て見て~」
「できた~」

が飛び交います♪



そんなときには
「やったね~!」
「できたね~!」

とその喜び・嬉しさを共有して
ハイタッチもしたりしています♪




ということで・・・
結果承認ばかりでの「ほめる」にならずに
挑戦しているそのプロセスを大切に(^^)

いっしょに喜びあいながら

また
ときには

いっしょに悔しがりながら

(子どもの情緒に合わるのがポイント♪)


『心の土台』も育んでいきたいですね。




【編集後記】

元々、スポーツ畑出身の私は

(過去には、ガッツリやってました~少し遠い目w)


スポーツをしている
ジュニアアスリートや
子ども達に


実際の
トレーニングの指導や
コンディショニング、メンタルサポート面での関わりを
チームに呼んでもらって
させてもらうことがあります。


その際に感じるのが
やはり
チームの特色の中で

結果ありきのスタイルや

できることは賞賛され
できないとダメだしをされる。


それが
日常化しているであろう現場に
身をおいている
子ども達は


できることは
率先してやるけど


ちょっと苦手なコト
できないコトに対して

後ろ向きになる傾向や

または
したくない。
やらない。

そんな傾向が見て取れます。



スポーツ現場においては
結果は、
もちろん重視されるモノとして
ありますが




個人的には
思いっきり、挑戦できる環境があるといいな~
と思うのでした。






今日も
お読みいただきありがとうございました。



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