“甘えさせること”と “甘やかすこと”を区別して!

こんにちは

カラダと心の土台づくりを通じて
可能性を未来へつなぐ
「ココカラミライ」
梅田あいこです。



 


前回まで
【子ども時代に満たされなかったコトを満たす】
というテーマでお届けしました。

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①子どもの感情や気持ちを受け止め
寄り添えるようになるには?
(2023年9月28日)

②「甘え」と「自立」の関係について
(2023年10月4日)

③親に甘えられなかった方への処方箋
(2023年10月17日)
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【子ども時代に満たされなかったコトを満たす】
という内容で、書いてきたのは


・子ども時代に
親に存分に甘えることができなかった方

・自分の気持ちをいつも
置き去りにしてしまいがちな方

・子どもの頃から
「よい子」「いい人」で生きてきた方



そういった方々へ


・満たされていなかったコト、
未消化だった体験をつめるように

・癒されていない
心の傷のお手当てができるように

・子ども時代に置き去りにした
心の穴を埋めていく為に



そんな方の応援したい!
そういう気持ちで書きました。

「子どもの頃の自分を
見つめるキッカケとなりました!」と
メッセージもいただきました。



一方で
現在、子育て中のかたは
「育てられた子ども」側の立場ではなく
「育てる親」側の立場で
読まれた方もおられると思います。



その中には、
「自分は全然子どもを受容できていないなぁ」 とか、
「こどもに『よい子』であることを要求しちゃうなぁ」 とか、
そんなことを感じられた方も
いらっしゃるかもしれませんね^^;


その場合、
ご自分のことを責めないでくださいね。


知ること、学ぶことで
親としてのご自分を
責める形になることは
望むことではないです。



私たちは皆
不完全で未熟な存在ですから
わかっているのにできないことが
たくさんあって当然です。


知ったからといって
その通りに子育てが
できるわけではありません。

理想的な子育ては
私も、できていませんw


たくさん悩むし
葛藤するし
日々、必死・・・
なのが現状でもあります^^;

ですが
学ぶことで
親としての自分のあり方に気づき

子どもと関わる上での
自分のパターンや
課題に気づくことができます。

不完全で未熟な
ひとりの人間として

子どもと共に成長していけたらと
思っています^^








さて、今日は
子育ての視点から

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【子どもが心理的に自立していくために
欠かせない「重要ポイント」】
⇒being(存在)とdoing(行為)を切り分けて

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この内容でお届けしますね^^






では、はじめていきましょう~




これまでお伝えしたように

発達心理学の研究によって
「子どもの頃、親に
存分に甘えることができた子ほど
心理的に自立できる」ということが
わかっています。

逆に、親から

「いつもまでも甘えないでよね!」
「しっかりしてちょうだい!」
「早く自立してちょうだい!」
「よい子になってね。」
「優秀な子になってね」

といったメッセージばかり
与えられて育った子どもは


親に存分に甘えることができないので
基本的な欲求が満たされず

心の土台が
なかなか育ちません。


つまり、
親に存分に甘えることができた子ほど
成長発達のプロセスを歩み
よりよく自立していけるのですが・・・




ここで
子育ての視点から
と~っても大事なポイントがあります!



「子どもの甘えを受け止めて
甘えられるようにしてあげることが大切♪」

ということを
お伝えしてきましたが


ただしここで、
誤解しないでいただきたいのですが



「“甘えさせてあげること”と、
“甘やかすこと”は
混合してはいけないですよ~!」

ということ。


これは、似て非なるもの。

子どもの甘えを受け止めてあげるというのは
子どもを甘やかすということではありません。

子どもが欲しがるものを買ってあげるとか
子どもの言いなりになるということではありません。

子どもの甘えを受けとめてやるというのは、
子どものbeing(存在)を受け容れるということ。



子どもが感じていることを
受容するということです。


「悲しいんだね」
「悔しいんだね」
「腹を立てているんだね」
「ゆるせないんだね」
「話したくないんだね」

と、子どもの感情を受け容れる、

ということなんです。


doing(行為)のレベルにおいては、
必ずしも子どもの要求に応じなくても
いいのです。



doingのレベルで、
子どもの要求に応じてばかりいると、

子どもの
「思いどおりにならないことへの耐性」や
「自己コントロール能力」が
育ちません。

よって、
心理的な自立からは
遠ざかってしまいます。



昨今の子育てにおいては

この
「甘えさせてあげること」と
「甘やかすこと」


「being(存在)」と
「doing(行為)」


ここが混合しているケースによく出会います。



そのことによって、
子どもの思うようにいかない耐性がつかず
感情コントロールを学習できずに
発達障害、グレーゾーンといった診断が
おりているケースも増えていて
専門家も懸念している部分でもあります。




ですが
「甘えさせてあげること」と
「甘やかすこと」をしっかりと区別して
関わりの修正をすることで
子どもがしっかりと学習し、
行動が変わっていきます^^




子育てにおいて
子どもの自立をサポートするためにも
「ダメなことはダメ!」と
doing(行為)のレベルでは
自信をもって伝えましょう~♪


と添えて^^




【編集後記】


ここまで書いて・・・

今でこそ、
声を大にして
お伝えしている部分ですが



私自身、自分の子育てでは
いろいろ失敗しながら(^^;

脳科学や心理学を学ぶ中で
わが子との関わりの修正を
幾度となくしてきました。

お伝えする中で
最近、多くいただく質問が

「子どものやりたいことを尊重して
やらせてあげるのがいいっていうけど、
どこまで自由にさせていいの?」

という質問です。


ここは、また今度
書いていきたいと思います♪



詳しくお知りになりたい方は
個別の「発達相談」でも
対応させてもらっています^^




そして、
やっぱり自分事としての
『子ども時代に満たされなかったコトを満たす』
ということは

とても大切な部分なので
くり返し読んだり
生活の中でコツコツと
実践していくことで


子ども時代の未消化だった
「心」「気持ち」「感情」「体験」を
大切に扱っていくことに繋がり
心の土台づくりになります^^


 *

 今日もお読みいただきありがとうございました♪


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