自我を確立していくための最も基本的な方法

こんにちは

心とカラダの土台づくりを通じて
可能性を未来へつなぐ
「ココカラミライ」
梅田あいこです。




前回のブログでは

「心はどう育まれていくのか」

「自分づくり」と「心の成熟」について
お伝えしました。


今回は、
その「自分づくり」を具体的に進めるための土台、
つまり
【自我を育てていくための最も基本的な方法】について
もう少し丁寧に掘り下げていきますね♪






では、
はじめていきましょう~




発達心理学では、
自我は一生を通じて発達・再構成される
と言われています。



けれど、その土台は
子ども時代だけでなく
大人になってからでも
育みなおすことが可能です^^



「自我」とは、簡単にいえば、
「私は私」と感じられる感覚や

「私はこれが好き」
「これはイヤ」

といった
自分の気持ちや考えを持ち
表現できる力のことです。

そして、
自我の確立とは
「私はこう感じている」
「私はこれを望んでいる」

と、自分の内側の声を
他人の声と区別して感じられる力のことです。





では、「自我」を育むために
また、育みなおすために
何が大切なのでしょうか?






まずは、なによりも基本となるのが
「自分の感情に気づくこと」です。


誰かの期待や評価ではなく

「私は、いま何を思っている?」

「本当はどう感じている?」

そんなふうに、自分に問いかけ
耳をすませる時間を持つことが
自我形成のはじまりです。



心理学者カール・ロジャーズは
「自己一致(congruence)」という概念で、
「内側の体験」と「外に表現する自分」が
一致していること

健やかな自我の発達に不可欠だと述べています。



前回、お伝えしましたが
抑圧をくり返してきた人ほど、
感情を無意識下に抑えて込んでいるため
自分の感情に気づきにくいこともあります。

けれど、
例えば・・・


「イライラ」
「モヤモヤ」
「ホッとした」
「ちょっと嬉しい」など

どんな小さな気持ちにも
言葉を与えてあげることで、

「これはわたしの感情なんだ」
と感じられるようになります^^


「イライラちゃん」
「モヤモヤさん」
「ハッピーくん」など

ここにある感情に
名前をつけて親しみを込めるのもおすすめです♪


子どもと関わるときにも、
感じているであろう感情を
代弁してあげることは
とても大きなチカラになりますよ^^





そして、もうひとつ。
ぜひ意識していただきたいのが

「他人と自分の気持ちを区別する」
ことです。



たとえば

「あの人が怒っているから、私も悪い気がする」

そんなふうに
感情を“自分のもの”としてではなく
他者と混同してしまうことは、
自我が曖昧なっているサインかもしれません。



そんなときに大切なのが
「心理的バウンダリー(境界線)」
意識することです。



「それは相手の感情。私はどう感じてる?」


と問い直してみるだけで、
他人の感情に巻き込まれすぎず

「自分の感じ方」を取り戻しやすくなります。




「これは“わたし”の気持ち」

「これは“あの人”の感情」

と、切り分けて捉える力は
対人関係における“自分らしさ”を守る力にもなります



そして、そのうえで
【自分で選ぶ】ことを意識してみてください。




日常のささいな選択を
他者の期待ではなく
「自分の基準」で選ぶ。


たとえば、今日着る服、食べたいもの、どこに行きたいか。
こうしたことを、
他人の期待や評価ではなく、
「自分の基準」で選ぶことがとても大切です。


これは
自己決定の感覚を育てる実践です。


「わたしはこれがしたい」と思う感覚と
「それを選んでよい」という感覚が結びつくと

『選んで生きていく』ことが
自分に許されていると感じられるようになります。


それは、自我の芯を太くしてくれる大きな一歩です。





こうして、自我が育ってくると
少しずつ
「私はこれが好き」
「私はこれがイヤ」
と、自分の感じ方を信じられるようになり、

他人と違っていても
「私は私でいい」
と思える感覚が育っていきます。

それは決してワガママではありません。
『本当の意味での“自己を生きる力”』なのです。






もしあなたが

「親の言うことは絶対だった」
「自分の意見を持つのが怖かった」

そうだったとしても


「“わたしはこうしたい”なんて考えたこともなかった」
「自分の気持ちがわからない」

そんなふうに感じていたとしても

大丈夫です。


自我は、いくつになっても
育て直すことができます。

小さな
「わたしはこう感じる」
「これが好き」
「これはイヤ」
そんなささやかな声に
耳を傾けることからで、じゅうぶん。


いままで見過ごしてきた「わたし」を
これから少しずつ迎えに行けばいい。


「自分を知ること」
「自分の軸をもつこと」は

誰にでも、
いまからでも始められる
「人生を立て直す力」なんです。




今日もお読みいただき、ありがとうございました^^





【編集後記】

そして、
自我の発達にはもうひとつ
欠かせない視点があります。


それは
「心の器」とも呼ばれる
外側からの支え


安心できる関係性や
秩序ある環境といった
「外的な枠組み」です。

次回は
そんな自我の土台を支える「心の器」について
お届けしますね。



大人になってからでも育てなおす方法
一緒に見つめていきましょう^^





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