「産んでくれたお母さんの顔がわかないから 怖い。」
「お母さんに会いたいな。」
「そうだよね、会いたいよね。」
「お母さんも?」
「うん、お母さんも!
お母さんに会いたいって、すっごく思うよ。」
ときおりなされる
こんな
私と息子との会話。
互いに
「お母さんに会いたいよね」
と、ちょっとした気持ちを分かち合う。
楽観的な感じで話す時もあれば
ちょっと目に涙を浮かべながら
そんな会話がなされるときもある。
*
私の母は亡くなっていて
もう、会えない。
息子の産みの母は
生きているけど
赤ちゃんの頃には離れ
養子縁組をし
家族となり
いっしょに暮らす彼にとって
産んでくれた母親の
記憶はもちろんなく
そして、
会えない
その産みの母親に対しての気持ち
その心のうちを
ときおり話してくる。
*
先日は、
息子(太郎)と
こんな会話がなされた。
👦「ねぇ、お母さんは
自分のお母さんに会いたい?」
私: 「うん、会いたいよ。」
👦「オレも、会いたいな、
オレを産んでくれたお母さんに。
お母さんのお母さんは
亡くなったから会えないけど、
オレのお母さんは
生きているけど会えないからね。」
私:「そうだね。」
👦「オレは、赤ちゃんのころ、
お別れしているから、 顔も覚えてなくて
お母さんは大人になってからお別れしたから
顔とか、わかるから
いいなーって思うんだよね。」
私:「あ~そっかぁ。
太朗は、産んでくれたお母さんの顔
わからないもんね。」
👦「オレのお母さんって、
どんな人なんだろう。って
すごく考えることあるよ。
お母さんの顔がわからないから、
怖く思うことがある。
も~すごーーく
気になって気になって。」
私:「そうだったんだね。
それはさ、
すごく気になるよね。寂しいよね。」
👦「あ、さみしいんじゃなくて
怖いってこと。」
私:「そうかー・・・」
”怖い”という、表現に
少しドキっとしながら
私:「さみしいんじゃないんだね。怖いんだね。」
👦「うん、お母さんの顔がわかないから
怖く思うことがある。」
私も、
ゆっくり
言葉をえらびながら
怖さとしてある
その彼の感覚を
もう少し聞こうかな・・・
そう思っていると
👦「あ~話聞いてくれて、ありがとう!」
と、
満足したような彼の言葉に
私も、その時は
それ以上聞くのをやめて、
床についた。
下の子の実母さんの写真は手元にあるから
尚のコト
それを、うらやましがり
ズルイという表現を
以前にもしていたけど
今回の
そんな会話から
・
・
・
毎度のこと
そのときどき
私の心も
ざわついたり
ふかくふかく
もの思いしたり
彼らから発せられる
その真意を感じてみたり
いろいろなことが
頭をよぎる時間となる。
そして、彼らの
この運命は
きっと、
育ての親の
私たちが思う以上に
彼らにとっての
人生の価値観の根源となり
彼らの歩む道の中で
切り離すことなんて
ぜったいにできない
大切な
大切な
事実としても
向き合いながら
刻まされていくんだろうな。
*
会えない誰かへの想いが
いっしょにいる時間の中で
この関係を
深めてくれることもある。
彼らの運命は、
決して消えることのないもの。
それでもその上に、
今ここにある日々が
静かに積み重なっていく。
私もまた、揺れながら
その歩みに
寄り添っていきたいと思うのでした。
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