ありがとう。おめでとう。
3歳の誕生日。
ぼくだけの
ぼくのための
誕生日を
初めてお家で
一緒にする3歳の誕生日のお祝い。
それは
それは
嬉しそう。
この1年の我が家は
それはそれは
怒涛の1年で
本当に
いろいろあった。
そして
ぼくだけの
ぼくのための
お家での誕生日会。
主役となり
とっても嬉しそうに
誕生日の眼鏡をつけて
ロウソクを消す姿
この子には
きっと
この経験が
とっても
とっても
大切な
経験なんだなぁ。
と、子ども達の姿を見て
この1年をふり返り
夫婦間で話す。
そして
「生まれてきてくれて
我が家にきてくれて
ありがとう~
大好きだよ~」
と伝えると
みんなでお決まりのハグをする。
人には
相手には
伝えないと
伝わらない
わからないことも沢山あるんだと思う。
どんなことよりも
あなたがあなたでいること。
うまれてきてくれたこと。
出会えたこと。
それがとっても嬉しいこと。
これだけは
伝え続けていこう。
そう決めている。
それが
きっと
生きる力の根っこになる
と思っているから。
自分が自分であることに
確かな信頼を置けずに
自分は望まれて生まれて来たの?
自分は何でここにいるの?
自分は何でみんなと違って
産んでくれたお母さんとは暮らしていないの?
いろんな気持ちを抱くであろう
子ども達に対して
できることのひとつとして
言葉で伝えていくことなんじゃないかな。
今は
そう思うから。
***
ちょうど一年前。
この頃はまだ施設にくらしていた彼。
私たち夫婦は
その施設に何回か面会に言っている最中でした。
1歳の終わり
まもなく2歳の誕生日を迎える小さな男の子。
とても小さく
ときおり見せる笑顔がかわいい。
言葉を発することは
ほとんどなかったし
何かに興味を示したり
オモチャであそんだり
テレビを見ることも
皆無で
基本はとってもおとなしかった。
それが今は喜怒哀楽が
本当に豊かで
元気いっぱいに毎日遊ぶ。
感慨深く
一年前を振り返っては
自分達も
ほめたたえるのでした(笑)